鉄道テーマ検定「在来線特急」に向けて 第6回目
こんにちは
やっさんです
鉄道テーマ検定「在来線特急」に向けて 第6回目です
今回は、交直流電車(特急車両のみ)についてです
交直流電車の背景
1950~60年代、全国的に交流電化が進み、
長距離列車は直流区間と交流区間両方を走る必要が出てきたため
(大都市近郊、主要幹線は元々直流電化されていたが、施設建設にコストがかかるため地方では交流電化が進んだ)
485系(JR東日本)
- 1968(昭和43)年に登場
- 主電動機は120kWのMT54形直流直巻電動機
- 台車は空気ばね台車
- 老朽化・施設の陳腐化・高速化できない等の理由で在籍数が減少
- 定期運行は「いなほ」「北越」のみ
485系3000番台(JR東日本)
- 1996(平成8)年から2001(平成13)年にかけて、485系1000番台を新車並みにリニューアルした車両
- 先頭部は運転台窓を大型ガラスで一体化
- 前面にFRP製マスク、愛称表示器のLED化、ライト類の位置変更
- 側窓の大型化、窓枠のFRP化
- 当初「はつかり」に投入、「はくたか」「白鳥」「北越」「いなほ」「つがる」に普及
- 2002(平成14)年12月1日東北新幹線八戸延伸により「はつかり」廃止
- 2005(平成17)年3月1日ダイヤ改正で「はくたか」から撤退
E653系1000番台(JR東日本)
- 1997(平成7)年、「ひたち」の485系を置き換えるため製造、「フレッシュひたち」に投入
- 7両基本編成と4両付属編成がある
- VVVFインバータ制御(IGBT素子)
- 2012(平成24)年から「いなほ」に転用決定(E659が常磐線に投入されたため)
- 2013(平成25)年から「いなほ」運行を開始(耐寒耐雪構造と先頭車両のグリーン車転換→1000番台)
E657系(JR東日本)
- 2011(平成24)年、651系・E653系置き換え目的として登場
- 2013(平成25)年3月16日のダイヤ改正から「スーパーひたち」、「フレッシュひたち」として運用
- カラーリングは「偕楽園の梅」をイメージ
- VVVFインバータ制御(IGBT素子)、6M4Tと高MT比
- ノートパソコンがおけるテーブルの設置、100Vコンセント、ブロードバンド(WiMAX)が使用可能(上野~勝田間)
681系(JR西日本)
- 1992(平成4)年に、485系置き換えのため登場
- 1995(平成7)年3月20日ダイヤ改正で「スーパー雷鳥(サンダーバード)」(現・サンダーバード)としてデビュー
- 1997(平成9)年3月22日ダイヤ改正で「はくたか」としてデビュー(在来線最速の160km/h)
- 車両愛称は「サンダーバード」用のT編成は「THUNDERBIRD」、「はくたか」用W編成には「WHITE WING」
- 交直流電車初のVVVFインバータ制御(GTO素子)(交流は60Hz区間のみ走行可能)
- トンネル通過時に発生する”耳ツン”を防止するため機密性が高い
683系(JR西日本)
- 2001(平成13)年 681系の進化形として登場
- 普通鋼からアルミ合金製
- 制御装置はVVVFインバータ制御(IBGT素子)
- 側窓は独立固定式
- 「サンダーバード」(T編成)、「しらさぎ」(S編成)、「おはようエクスプレス」、「おやすみエクスプレス」、「びわこエクスプレス」に使用
- 「しらさぎ」は2000番台、「サンダーバード」は4000番台(両端が貫通タイプ。ただし、大阪方は貫通扉が付いていない)
681系2000番台(北越急行)
- 1996(平成8)年 JR西日本681系W編成をベースに製造
- 配置は北越急行六日町運輸区だが、JR西日本金沢総合車両所に常駐
- 外観デザインは赤(クリムゾンレッド)がベース
- 車両愛称は「Snow Rabbit Express」
683系8000番台(北越急行)
- 2005(平成17)年 JR東日本485系3000番台置き換え用として登場
- ブレーキは車輪ディスクブレーキ
- 高機密性工事を行う